不潔強迫|強迫性障害

不潔強迫も強迫性障害の代表的な症状のひとつです。
潔癖症と同じ扱いを受ける事がありますが、
症状は似ていても、異なる点があります。

 

その辺りも含め解説をしてみたいと思います。

 

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不潔強迫と潔癖症の違いは?

潔癖症とは・・・

潔癖症と言うのは、几帳面できれい好きと言うのが一番
分かり易いと思いますね。リモコンを指定の場所に置きたいとか
ここの掃除の仕方はこうだ。なんてこだわりが強いのです。

 

例えば、ここが汚れてるな。嫌だ。と思ったらその場所を
掃除をせずにはいられない。と言う行動をとります。
潔癖症は見たものに対し、判断を加えていく感じですね。

不潔強迫とは・・・

不潔強迫とは、潔癖症と似たような症状があります。
しかし違うのは、ここが汚れてるな。嫌だ。と思ってその場所を
掃除をします。しかし、この汚れている場所を拭いたこの布巾が
汚れているかもしれない。その前にこの手が汚れているかもしれない。

 

など、見たもの以外に想像を膨らましていき、
しなくていい行動を何度も何度もするのです。

不潔強迫の対象が物の場合

・排泄物 ・血液 ・体液 ・ウイルス ・ばい菌 
・土や砂 ・PM2.5 ・虫 ・放射能 ・花粉 ・煙

不潔強迫の対象が人の場合

・家族 ・友人 ・嫌いな上司 ・いじめっ子 ・事件の加害者
・不潔に見える人 ・不衛生に見える人 ・ホームレス
・病気の人(患者さん) ・農作業者 ・建築作業者

不潔強迫の対象が病気の場合

・エイズ ・B型肝炎 ・C型肝炎 ・性病
・インフルエンザ ・ウイルス性の疾患 ・その他、感染病など

不潔強迫で悩まされてる方の症状

不潔強迫に悩まされている方は、やりたくて
やっているわけではありません。
辞めたくても、辞められない事にあります。例えば、

洗浄行為などを辞めるタイミングがわからない

いくら手をキレイにしても、まだ足りないのではないか?と感じもう一度する。
今度は長く手を洗おう。そのような行動をを繰り返し、
何分でも何度でもという感じで辞められなくなります。

不潔強迫から余裕がなくなる。

上記であげた例を含め、やらなくていい事に時間をかけるわけですから、
家事や育児、仕事をやる時間が極端減る事で、
体力的にも精神的にも追い込まれていくのです。
それがさらなる悪循環を引き起こし、ひどくなると、
うつ病などに発展するケースもあります。

自分でも何をしているかわからなくなる。

このような症状を繰り返すうちに辞める事も辞めるタイミングも
自分が何をしてるかも分からなくなり、
自分をコントロールする事が出来なくなってしまうのです。

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